こんにちは、青木延泰です。

少々長いですが、今日から4日間、

私の傾聴に対する思いをお話しさせてください。

お付き合いしていだだけると嬉しいです。

私は、約20年間警察官として勤務していました。

そして、在職中の半分以上を少年非行、児童虐待などを取り扱う少年警察部門で仕事をしてきました。

いわゆる「刑事」という仕事です。

「刑事」だった私が、なぜ傾聴に興味を持ちはじめたのか。

そこには、私の傾聴に対する強い想いがあったからです。

◯傾聴との出会うまでの悩み

ちょうど刑事として迎えた10年目の年。

仕事やプライベートでの悩みをいくつか抱えていました。

一つ目は、仕事での「ききかた」に限界を感じていたことです。

刑事が「きく」のは、

非行少年やその家族、犯罪に遭った被害者など、

怒りや悲しみ、後悔などネガティブな感情を持った相手になります。

だから「ききかた」を含めたコミュニケーションにとても気を使いました。

ちょっとしたコミュニケーションの行き違いで

相手が心を閉ざしたり、

傷ずけてしまったり、

悲しませてしまったり、

そんな場面を何度も経験しました。

「どうしたら、相手の気持ちを丁寧に扱いながらコミュニケーションを取ることができるんだろう?」

相手に寄り添いながらコミュニケーションを取る方法を探していました。

二つ目は、上司や同僚との意見交換に難しさを感じ始めたことです。

職場では中堅と呼ばれ、

上司などに対する意見上申や部下の指導をしていく立場でした。

しかし上司同僚と意見が対立するたびに、けんか腰で自らの意見を押し切ったりすることが多く、よく困らせていたと感じています。

また部下に対する指導では、一生懸命教えているつもりでも、理解してもらえなかったり効果が現れないとイライラして辛く当たるようなことがしばしばありました。

「どうしたら、意見や指導を穏やかに伝えることができるんだろう?」

対立や違いを生まないで意見や提案を伝える方法を探していました。

三つ目は、身近な人に寄り添えることができなかったことです。

私は過去に一度の離婚を経験しています。

その原因を考えた時に、

生活の中で、

相手が辛そうに苦しそうにしているのを、

自分がしっかり向き合えていたのか、

ずっと自問自答していました。

「もっと、ちゃんと向き合ってわかりあえるんだろう?」

お互いが理解する手段を探していました。

以後は明日以降に。

読んでいただきありがとうございました。